
\ 500円から始められる取引所 /
「VYMは高配当ETFって聞いたけど、どんな特徴なの?」
「実際どのくらい運用すれば、どのくらい配当金をもらえるの?」
「配当金で生活できたらいいなぁ」
とお悩みではありませんか?
本記事では、高配当ETFのVYMの特徴を丁寧に解説します。
配当金生活のメリットだけを鵜呑みにし、安易な考えで始めてしまうと損する可能性もあります。
デメリットや向き不向きなども含め、参考にしてください。
生活に必要な分の配当金がもらえれば、嫌な仕事や人間関係から解放されて、もっと自由な暮らしを選択できますよね。
では、実際にVYMはどのくらいの配当利回りで、生活に必要な配当金額をもらうにはどのくらいの資金があればよいのでしょうか。
VYMの配当金利回りは、およそ3%。
以下は、直近5年間の配当金利回りです。
| 2021年 | 3.38% |
| 2020年 | 3.11% |
| 2019年 | 3.64% |
| 2018年 | 3.09% |
| 2017年 | 3.17% |
| 5年平均 | 3.278% |
なお、配当金には、20.315%の税金がかかります。
仮に、投資額100万&年間利回りが3%だとすると、1年間でもらえる金額は23,905円です。
100万円×3%×(1-20.315%)=23,905円
VYMへの投資で月20万円の配当を得るためには、およそ1億円が必要です。
必要資金を求められる計算式は以下の通りです。
必要資金=年間配当金額÷{配当利回り×(1-20.315%)}
この条件をもとに計算すると、
必要資金=240万円÷(3%×0.79685)
=240万円÷2.4%
=1億円
配当利回り3%で月20万円の配当金額を得るには、1億円の資金が必要だということがわかります。
しかしながら、後述するとおり、VYMは毎年7%前後と増配率の高さが特長です。
毎月5〜6万円の買付でも30年間続ければ、毎月20万円前後の配当を目指すことも不可能ではありません。
では、実際に高配当ETFのVYMの特徴を解説します。
VYMは、同じく高配当ETFのSPYDやHDVとよく比較されることが多いので、特徴ごとに可能な限り比べてみました。
ほかの人気米国ETFに比べると、VYMは組入銘柄数が多いのが特徴です。
よく比較されるSPYDとHDVと比べると、以下の通りです。
| 名称 | 構成銘柄数 |
|---|---|
| VYM | 約400 |
| SPYD | 約80 |
| HDV | 約75 |
VYMに投資するだけで、自動的に約400社の高配当株に分散投資でき、リスクを最小限に抑えられます。
VYMは、SPYD、HDVと比較すると純資産額が大きいことも特徴です。
| VYM | SPYD | HDV | |
| 純資産額 | 43.682 | 7.591 | 12.843 |
※単位:十億USD
比較的、純資産額が大きいファンドであればあるほど、余裕のある資産運用ができます。
純資産額が小さいと、資産運用に無理が生じ、積極運用したい銘柄を手放さなくてはならなくなったり、運用結果に応じて積極的に銘柄入れ替えができなくなったりします。
ファンドの運用は、その銘柄に投資している人にも大きな影響を与えます。
しかし、ファンドの規模が大きければ必ずいい運用ができる、というものではありません。
また、今回比較したSPYDもHDVもVYMに比べて純資産額が小さいから劣る、とも言い切れません。
自分の選択の軸の一つとして、純資産額も検討してみるとよいでしょう。
VYMの経費率は年率0.06%と、ほかの人気米国ETFに比べると低く抑えられるのも特徴です。
SPYDとHDVの経費率を比べると、以下の通りです。
| 名称 | 経費率 |
|---|---|
| VYM | 0.06% |
| SPYD | 0.07% |
| HDV | 0.08% |
仮にVYMに100万円投資をする場合、1年間で600円しか運用経費がかかりません。
経費率が高ければ、せっかくの利益も減ってしまうので、コストを抑えられる点はメリットといえるでしょう。
VYMは、年4回、3ヶ月に1度のタイミングで配当金を受け取れます。
配当月は3月・6月・9月・12月ですが、配当日が中旬〜下旬ごろのため、実際には翌月にずれ込む可能性もあります。
参考までに、直近の配当金を紹介します。
| 配当日 | 分配金($) |
|---|---|
| 2022/06/4 | 0.84790 |
| 2022/03/24 | 0.66220 |
| 2021/12/23 | 0.93860 |
| 2021/9/23 | 0.74880 |
定期的に配当金を得たい人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
VYMは、他の高配当ETFと比べると増配率が高いです。
直近5年間の配当金と増配率を表にまとめました。
| 年 | 年間配当金($) | 増配率(%) |
|---|---|---|
| 2021 | 3.10 | 10.6 |
| 2020 | 2.91 | 2.3 |
| 2019 | 2.84 | 7.3 |
| 2018 | 2.65 | 10.3 |
| 2017 | 2.40 | 8.8 |
| 5年平均 | 2.78 | 7.86 |
増配率が高いメリットは、投資期間が長くなればなるほど増配の恩恵を受けられ、時間を武器にすることができることです。
長期運用を検討している人にとっては、増配率が高いVYMがおすすめです。
安定した高配当・分散投資・低い経費率で優秀なVYMにも、デメリットもあります。
ここでは3つ挙げて紹介します。
VYMを含め、高配当ETFは投資信託と比較するとトータルリターンは劣る可能性があります。
高配当ETFには、独特のデメリットがあります。
せっかくもらった配当金には米国・日本双方の税金がかかります。
また、受け取った配当金を自動で再投資するしくみが少なく、再度買付に手数料がかかる場合もあります。
さらに、高配当であるということはそれだけ成熟した業界・企業であるため、成長株に比べると成長の伸び代は少なく、売却時のキャピタルゲインへの期待は少ないといえます。
どんなにリターンが大きくても、差し引かれる部分が大きければ、最終的にはトータルリターンが投資信託に比べて劣る可能性もあり得ます。
VYMの株価の伸びは、他の高配当ETFに比べると緩やかです。
VYMは、配当利回りが高い生活必需品セクターなどの大型株を中心に構成しており、GAFAMのような無配だったり配当利回りが低かったりする成長企業が含まれていないからです。
また、他の高配当ETFに比べると配当利回りは低いです。
直近5年間の利回りの推移は、以下の通りです。
| 年 | VYM | SPYD | HDV |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 3.38% | 4.70% | 4.00% |
| 2020年 | 3.11% | 4.16% | 3.65% |
| 2019年 | 3.64% | 5.13% | 3.80% |
| 2018年 | 3.09% | 4.32% | 3.43% |
| 2017年 | 3.17% | 4.08% | 3.59% |
| 5年平均 | 3.278% | 4.478% | 3.694% |
VYMよりもSPYDやHDVの方が、配当利回りが高いことがわかります。
一方で、VYMは伸びがゆるやかである分、有事の下落率を抑えられます。
配当利回りだけを見て投資することはおすすめしませんが、より高配当のETFで投資をしたい人は、SPYDやHDVも合わせて検討するのもよいかもしれません。
VYMにはREITが含まれていません。
REITは不動産投資の一種であり、株式や債券とは異なる値動きをするため、リスクを軽減できます。
しかし、VYMにはREITが含まれていないため、不動産にも投資をしてリスク回避したい人にはデメリットとなるでしょう。
なお、同じ高配当ETFの中でもSPYDであればREITを除外していないので、比較検討するのもよいかもしれません。
VYMのメリットやデメリットを含め、特徴を解説しました。
では、実際にVYMへの投資が向いている人はどんな人でしょうか?
向いている人の特徴と自分を比較してみて、VYMへの投資のイメージを掴みましょう。
配当金生活を目指している人は、VYMへの投資に向いています。
VYM投資のメリットは、なんといっても安定した増配が見込める配当金です。
短期投資で資産を形成したい人よりは、着実に資産を増やし配当金が育つのを楽しめる人が向いています。
VYMは、投資の出口戦略を考えたくない人に向いています。
投資は、どんなに含み益を出したところで、いつかはそれを売却しなければ実際の利益にはなりません。
定年を過ぎ、満足に働けなくなっていけば、生活のために資産を取り崩さなければなりません。
せっかく育ててきた資産を、どこかのタイミングで、毎月あるいは毎年売却することになるのです。
売却すればもちろん資産は減っていき、資産が減ればもちろん資産増加の割合が減っていきます。
その点、VYMは基本的には増配していくので配当金も右肩上がりに増えていきます。
売却せず永久保有しておくだけでよいので、出口戦略を考えずに済みます。
VYMの特徴が分かった上で、実際にVYMに投資できるおすすめの証券会社を4社ピックアップしました。
特に選択のポイントとして、実績・歴史・銘柄数・ポイント・サービス内容の5つが挙げられるでしょう。
自分に合った証券会社を選び、VYM投資を始めてみましょう。
SBI証券は、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1の人気のネット証券です。
VYMを始め、米国ETFのラインナップも充実しており、投資の選択肢を広げられます。
「米国株式・ETF定期買付サービス」を利用すれば、米国株やETFを毎月好きな日に自動買い付けできるので、時間がない人や買付を忘れそうな人にもぴったりです。
「投資レポート」や「外国株式ゼミナール」、「決算速報ニュース」など米国株式に役立つ無料コンテンツも充実してます。
米国株式が初めての人やこれから知識をつけたい人でも、実際に投資をしながら学べるのは嬉しいポイント。
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券で、楽天カードとの相性やキャンペーンの豊富さなどが人気のネット証券です。
投資の中でポイントを貯められ、楽天ポイントを使って買い付け設定が可能です。
実際に自分のお金を使って投資を始めるのが怖いという人も、ポイントでの投資で気軽に始められます。
「2022年オリコン顧客満足度 ネット証券ランキング」で2年連続1位を獲得しており、24時間対応のAIチャットやオペレーターによるチャットサポートも充実しているため、初心者でも安心して利用できます。
取り扱い個別米国株は4,650銘柄、取り扱いETFは398銘柄(2022年7月14日現在)と、充実しラインナップで、オリジナルコンテンツも無料で豊富なので投資をしながら学べます。
マネックス証券は、マネックスグループが運営するネット証券です。
ETFを含む米国株に力を入れており、取り扱い個別米国株は4,592銘柄、取り扱い米国ETFは353銘柄と豊富なラインナップを誇ります。
マネックスカードの利用でマネックスポイントが貯まり、マネックスポイントはdポイント、Tポイント、Amazonギフト券などさまざまなポイントサービスと交換できます。
同じマネックスグループであるCoincheckを通して、ビットコイン、イーサリアムなどの暗号資産にも交換できます。
投資やマーケットの最新情報やお金の知識や考え方を無料で学べるメディア「マネクリ」やアナリストレポートなど投資情報も充実しているのも特徴の一つです。
IG証券は、45年以上の歴史があり、世界で31万人以上が利用している大手証券会社です。
VYMを始め、FXから個別株、株価指数、債券、商品など17,000以上の銘柄をCFD取引できることが魅力です。
IG証券は、通常の株取引だけでなく、CFD取引やバイナリーオプション取引、ノックアウトオプション取引など取引手段が多く、自分にあった取引手段を選べます。
多くの取引手段を試せるので、取引の幅を増やしたい投資中級者や上級者におすすめのネット証券です。
学習コンテンツ「IGアカデミー」やアナリストの分析レポートなど学習コンテンツも充実している点では、初心者からプロまで満足できるでしょう。
高配当ETFとして人気のVYMを、適宜SPYDやHDVと比較しながら特徴を解説しました。
たとえ5万円でも、毎月の収入に加えて配当金があると、暮らしの選択の幅が自由に広がります。
ましてや毎月20万円の配当があれば十分に生活ができ、すきな場所ですきな仕事を選択することも可能です。
メリットやデメリット、自分の余剰資金を理解した上で、VYMへの投資を始めてみましょう。