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「積立(つみたて)NISAやめとけって見たけど、実際どうなの?」
「みんな始めてるし、いい制度だと思ってた!」
「始める前にデメリットや注意点も知っておきたい」
そう悩んでいませんか?
本記事では、そんなお悩みを解決すべく、積立NISAのデメリットをはじめ、積立NISAが向いていない人やおすすめの人の特徴など、「知っておいてよかった!」と思える積立NISAを成功させるコツや注意点を丁寧に解説します。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。
「積立NISAやめとけ」と言われる理由を理解するには、積立NISAのデメリットを理解しておく必要があります。
積立NISAのそもそもの仕組みやメリットは知っていても、デメリットまで理解している人は少ないのではないでしょうか。
積立NISAは、国が定めた基準を満たし厳選された、投資信託・ETF(上場投資信託)にのみ投資できます。
その商品数は約183本(2022年7月21日現在)と限られた数であり、Appleやトヨタなど個別株や、同じ投資信託でも不動産投資信託であるREITに投資することはできません。
投資初心者や幅広い年代層に利用しやすい制度になっているため、投資中級者・上級者にとってはあまり向かない制度となります。
そのような人は、積立NISAではなく一般NISAを選択しましょう。
損益通算とは、複数の口座を持っている場合に、口座間の利益と損失を相殺することです。
基本的に、投資を行い利益が出た際には、20.315%の税金が徴収されます。
しかし、NISA(一般NISA・積立NISA・ジュニアNISA)ではこの20.315%が課税されません。
投資自体は、非課税のNISA口座以外にも、課税の一般口座・特定口座(源泉徴収あり・なし)でも行えます。
一般口座や特定口座は、課税対象なので損益通算ができます。
たとえば、「特定口座で100万円の利益が出たけど、NISA口座で100万円の損失がでてしまった」という場合では、損益通算ができません。
この場合は、特定口座で出た利益100万円に対して20.315%が課税されることになります。
投資と聞くと、「大金を投じて一攫千金を狙いに行く!」というギャンブルのようなイメージをお持ちの人もいるかもしれません。
しかし、積立NISAは年間40万円しか非課税投資枠がありません。
月1回の投資をする場合は、上限33,333円です。
毎月30,000円程度だけではなく、もっと投資額を増やしたいという人には、積立NISAでは物足りなく感じるでしょう。
その場合は、非課税枠が120万円の一般NISAを選ぶことをおすすめします。
積立NISAは、その名の通り積立をして、長期で資産形成を計るための制度です。
積立NISAの年間投資上限額は40万円ですが、1年の始めに一気に40万円を投資することはできません。
あくまでも年間の上限が40万円であり、毎月の積立金額の上限は33,333円です。
ただし、今から積立NISAを始める人にも年間40万円の非課税投資枠があります。
仮に年の途中の9月から始めたとして、12月までの4ヶ月間×33,333円だと13万3,332円となり、26万6,668円分の非課税枠がもったいないということになります。
また、1月から始めてたとしても33,333円×12ヶ月では39万9996円となりますので、4円分使いきれません。
その場合は、証券会社によってはボーナス設定や増額設定により、非課税投資枠を無駄なく使い切れるサービスがありますので、うまくサービスを活用していきましょう。
積立NISAは、長期間の積立が前提の積立NISAではありますが、好きなタイミングで解約できます。
そのため、緊急でどうしてもまとまったお金が必要な場合には、積み立てて購入した投資信託を売却し、現金化することができます。
しかし、この手軽さがデメリットでもあります。
非課税期間の20年間を前に解約してしまうデメリットは、以下の3つです。
やむを得ない場合は仕方がないですが、積立NISAのメリットを最大限発揮させるためにも、解約しないほうが望ましいです。
積立NISAにメリット・デメリットがあるように、積立NISAが向いている人と向いていない人に分けられます。
ここでは、向いていない人の特徴を解説します。
もちろん現時点で向いていない人でも、特徴を理解し受け入れることで積立NISAをうまく活用できるでしょう。
積立NISAは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
つまり、短期投資に適した商品は基本的にありません。
10年、20年といった長期投資でなく、数日〜数ヶ月で短期的な利益を狙いたいのであれば、積立NISAではなく一般NISAで運用しましょう。
一般NISAであれば、非課税投資枠は120万円、非課税期間は5年であり、比較的短期の投資に向いています。
生活に余裕がなく余剰資金がないのであれば、積立NISAのみならず投資自体に向いていません。
積立NISAは、コツコツと資金を積み立てて時間を味方につけられるのがメリット。
生活資金の一部を投資にまわすのは不安かもしれませんが、余剰資金であれば安心して資産運用できます。
万が一生活が苦しくなった際に、せっかく積み上げた元本を崩してしまうのはとてももったいないです。
もし30,000円も投資する余裕がなくても、積立NISAは100円から始められます。
余剰資金を少しでも多く作れるよう、家計の見直しの見直しをして、積立NISAを始めてみましょう。
最近では無料でFPさんに家計見直しを相談できるサービスもありますので、活用してみてもいいかもしれませんね。
汗水垂らして必死に働いて得たお金を投じるわけですから、「もし資産が増えるどころか減ってしまったら・・」と不安になってしまうのはよくわかります。
しかし、そこで売却してしまうのは、とてももったいないです。
国の制度とはいえ、積立NISAも元本保証がないので一時的にマイナスになることは避けられません。
たとえ一時的にマイナスになってしまったとしても、市場や企業が成長する可能性がある限り、株価は上がっていくと考えてられています。
「かわいい子には旅をさせよ」のことわざのように、投じた資産の成長を見守るような忍耐力が必要です。
積立NISAに向いていない人の特徴を解説しましたが、それでは積立NISAがおすすめな人にはどんな特徴があるでしょうか。
自分にこの特徴があるなと思えば、今すぐにでも積立NISAを始めることをおすすめします。
特徴に当てはまらなかったとしても、知っておくだけで積立NISAを始める心構えになります。
積立NISAは、長い期間運用することで複利の効果を得られ、将来的に大きな利益を狙える制度です。
長期的な視野で資産運用を始めたい人にぴったりです。
前述した通り、短期的に利益を狙いたい人や資産を放置できる忍耐力がない人にはおすすめできません。
例えば、積立NISAの中でも人気が高い「eMAXIS Slim 米国株式」という、アメリカの代表的な株価指数(日本の「日経平均株価」や「TOPIX」)のS&P500に連動したインデックスファンドがあります。
この指数は、リーマンショックや新型コロナウイルスの影響で一時的に大きく値を下げましたが、その後は順調に回復しています。
一時的に値が下がったとしても、どっしり構えて長期的な視野で資産運用を続けましょう。
老後資金を貯めたいのか、20年後の子どもの教育資金のために貯めたいのか、積み立てるお金の使い道が決まっている場合にも、積立NISAがおすすめです。
貯金という形でもよいのですが、貯金だと金利は0.002%ほどしかなく、一向にお金は増えません。
老後や教育資金などの使用目的のタイミングまで10年、20年、もしくはそれ以上の期間があるのであれば、貯金よりも中長期的な資産運用がおすすめ。
積立NISAであれば、運用益が非課税な上に、ドルコスト平均法による時間分散・複利効果によって、効果的に資産形成を目指すことができるでしょう。
積立NISAは2042年まで投資可能で、2022年の今から始めれば20年間投資できます。
逆にいえば、20年後を想定してコツコツ積み上げる資産運用なので、積立NISAは老後資金を貯めたいという人にぴったり。
なお、同じ老後資金を貯めたいという理由であれば、積立NISA以外にもiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用するのもおすすめです。
iDeCoの簡単なメリット・デメリットを簡単な表にまとめました。
| メリット | デメリット |
| 税金が安くなる (①積立期間中②運用期間中③受け取り時)将来受け取れる金額が増える可能性がある低コストの商品が揃っている月5,000円から始められる | 原則60歳まで引き出せない加入時と運用中に手数料がかかる個別株式に投資できない |
積立NISAは投資初心者をはじめ、どの年齢層の人にも利用しやすい制度です。
この制度を最大限生かすための成功させるコツを、4つ紹介します。
まずは、月100円でもいいから積立NISAを始めましょう。
最初から月額上限の33,333円全額を運用しなければならない、ということはありません。
SBI証券や楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券など、多くのネット証券では100円から積み立てが可能です。
コンビニコーヒー1杯の感覚で積立NISAを始めて投資を経験できます。
始められたら、家計の支出を抑え、入金額を増やしましょう。
いくら月100円から始められたとしても、元本が少なすぎて得られるメリットが小さくなってしまいます。
よりメリットを得るには、100円から1,000円、1,000円から3,000円などと、積立金額を少しでも増やしていくことが大切です。
ネット証券を活用するメリットは、以下の4点です。
積立NISAはネット証券だけでなく、総合証券会社、銀行や信用金庫などの金融機関でも始められます
しかし、ネット証券を活用すれば、取扱銘柄数が多いので選択肢が広がったり、100円から投資を始められたり、積立投資でポイントがついたりとメリットが豊富です。
たとえば、SBI証券であればTポイント・Pontaポイント・dポイント、楽天証券であれば楽天ポイントが運用の中でもらえます。
もらったポイントを運用資金に回すこともできるので、うまく活用していきましょう。
毎月一定額の積立を続けることは「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、長期間の資産形成に最適な投資手法です。
「安いときに買い、高くなったら売る」ことができれば、その差額がリターンとなりますが、いつが安いかを正しく判断することは、投資上級者でも難しいです。
そこで有効なのがドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法では、価格が低い時には選んだ商品を多く買え、価格が高いときには商品を少なく購入できるので、その結果購入価格の平均を下げられます。
たとえば、投資信託をりんごに例えて、一括購入した場合(1,500円)と毎月500円分購入した場合を比較してみましょう。
りんごの値段が異なれば、買えるりんごの数も変動するので、購入価格と個数は以下のようになります。
| 購入月 | りんご価格 | 積立購入 (ドルコスト平均法) | 一括購入 |
| 4月 | 100円 | 5個 | 15個 |
| 5月 | 50円 | 10個 | ー |
| 6月 | 62.5円 | 8個 | ー |
| 平均:70.83円 | 合計:23個 | 合計:15個 |
一括購入の場合は、合計15個を1個100円で購入しましたが、積立購入の場合は合計23個で平均70.83円で購入できました。
これは3ヶ月で考えた場合なので、投資期間が10年、20年と長くなれば長くなるほど効果を発揮します。
毎月の投資額を定めたら、あとは無感情で淡々と買い増すだけなので、積立NISAで資産形成を成功させる近道となります。
積立NISAは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
そもそも長期的な運用を前提としています。
一時的な値動きに振り回されることなく、あくまでも10年後、20年後の長期的な運用を前提に積み立てましょう。
積立NISAをこれから始める人、あるいは既に始めている人に知っておいていただきたい積立NISAの注意点を3つあげてみました。
前述した「積立NISAを成功させるコツ」と合わせて参考にしてみてください。
積立NISAは、少額を長期間継続的に積み立てて資産形成を狙う制度です。
基本的に積立NISAを始め、積立金額を設定したら、なにも管理する必要はなく、自動的に積立が継続されます。
好きなタイミングで設定金額を変更したり、積立を停止したり、解約することはできますが、その分積立NISAのメリットを得られないということを覚えておきましょう。
金額変更・積立停止・解約などの行動を起こさないよう、最低限のしくみを理解する・自分のリスク許容度や余剰金額を把握するなど、判断基準を明確に持っておきましょう。
NISA用に口座を開設できるのは1つのみで、複数の金融機関に開設することはできません。
非課税枠の中で投資をするためには、まずはじめに積立NISAか一般NISAどちらを行うかを決める必要があります。
積立NISAで投資を始めると決めたのであれば、証券会社よりも先に、積み立てたい投資銘柄をみてみることをおすすめします。
証券会社にてNISA口座を開設したはいいものの、希望の投資銘柄が対象になっていない場合もあるからです。
積立NISAの非課税枠は、年間40万円です。
仮に、今年月10,000円(年間12万円)しか投資できなかったとしても、残りの非課税枠28万円分を来年に持ち越すことはできません。
来年は来年の非課税枠40万円の中で投資をすることになります。
では、上限の月33,333円(年間40万円)投資できないなら積立NISAを始めても意味がないのでは?と思うかもしれません。
答えはNOです。
金融庁HPで資産運用シミュレーションをしてみましょう。
毎月1万円を想定利回り3%で20年間運用した場合、元本240万円に対して運用収益は88.3万円になり、最終積立金額は328万3,020円となります。
運用益88.3万円に対し、通常なら20.315%の17万9,381円が税金となりますが、非課税枠を利用している投資なので課税されません。
可能であれば、今年の非課税枠は今年のうちに満額投資したいところですが、仮に満額でなくてもメリットがあります。
5,000円でも10,000円でもいいので、早めに始めましょう。
主に積立NISAで投資できる投資信託のリターンは、平均で5〜7%程度と言われています。
「72の法則」という元本を2倍にするまでに必要な期間を求める計算式がありますが、仮に6%で運用できたとしても、12年(72÷6)かかってしまいます。
「もう少しリスクをとってでもハイリターンを狙いたい」という人のための投資を3つご紹介します。
株式投資やFXのレバレッジ投資であれば、少額でも大きく利益が狙える可能性があります。
レバレッジ投資とは、借入をして自己資金を増やす投資手法です。
つまり、自分で用意できる資金以上の大きな金額を運用することができるのです。
例えば、自己資金が100万円、利回りが3%の場合のレバレッジあり・なしそれぞれのリターンを見てみましょう。
| 資金 | 利回り10% | |
| レバレッジなし | 100万円 | 10万円 |
| レバレッジあり(3.3倍※) | 330万円 | 33万円 |
※株式投資は信用取引で3.3倍、仮想通貨は2倍が標準的な倍率
(証券会社や仮想通貨取引所によって異なります)
レバレッジありとなしでは、利益の差額は23万円です。
大きく狙える分、リスクも大きいことを理解しておきましょう。
CFDとは、差金決済取引(証拠金取引)を指し、株式・株式指数・金や原油などの金融商品に投資が可能です。
証拠金と呼ばれるお金を担保として預けるだけで、実際に株式や債券などを保有したり売買したりせずに、取引結果の利益または損失を得る取引方法です。
例:CFDで商品Aを取引する場合
Aの価格が1,000円の時に買い注文&1,300円のときに売り注文:差額「300円」が利益
Aの価格が1,000円の時に買い注文&700円のときに売り注文 :差額「300円」が損失
CFD取引にも、自己資金以上の金額を取引できるレバレッジをかけられる仕組みがあるので、少ない資金で大きなリターンを得られる可能性があります。
仮想通貨投資には、以下のメリットがあります。
仮想通貨はデジタルであり実態がないので、怖い・あやしいと思う人もいるかもしれませんが、新しい技術や魅力を知るきっかけにもなります。
一度500円から始めてみてはいかがでしょうか?
積立NISAのデメリットを中心に、積立NISAがおすすめな人・向いていない人や成功させるコツ・注意点を解説しました。
積立NISAの制度の内容やメリットのみならず、デメリットや注意点をしっかり理解すれば、より身近に感じられるようになります。
まずは初心者にぴったりな積立NISAから、資産運用の一歩を踏み出しましょう。